彼岸の図書館: ぼくたちの「移住」のかたち
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彼岸の図書館: ぼくたちの「移住」のかたち

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古代地中海研究者の夫・真兵と、大学図書館司書の妻・海青子。夫婦そろって体調を崩した4年前、都会から逃げるようにして向かったのは、人口わずか1700人の奈良県東吉野村。 大和の山々の奥深く、川の向こうの杉林の先にある小さな古民家に移り住んだ2人は、居間に自らの蔵書を開架する「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」を開設します。訪れるさまざまな人たちとの対話を重ねるうち、「ルチャ・リブロ」は単なる私設図書館を超え、山村における人文知の拠点へと発展していきます。 本書は、青木夫妻が移住を決意してから「ルチャ・リブロ」を立ち上げ、「土着人類学研究会」を開催しながら、現代社会の価値観に縛られない「異界」としての知の拠点を構築していくまでの「社会実験」の様子を、内田樹氏や光嶋裕介氏などとの12の対話とエッセイで綴る、これまでにない「闘う移住本」です。 -- 私の友人が家に遊びにきたとき、この本を忘れて帰ってしまったのがきっかけで読みはじめた。友人らしい本だなあと思いつつ、少し手にとってみるとすぐに興味を惹かれ、友人よりも先にすべて読み終えてしまったのだった。 ル チャリブロのことは、以前から彼に聞いていて、いつか行ってみたいと思っていた。移住をして間もない頃だったこともあり、自分のなかでもやもやとしていた部分が明快に描かれていて、とても嬉しかったのを覚えている。 この著者である青木海青子さんの「命からがら」という章を少し引用させて欲しい。移住というキーワードだけでなく、この時代にどう生きるかという、地方や仕事、暮らしについて様々な角度から、様々な形式を通して私たちと一緒に考えてくれる一冊です。 -- 「移住して夢を叶えた」 「自己実現した」 ー中略  こういう表現に「なんか違う」という感覚はあったものの、それならどう説明すればしっくりくるのかが、しばらくはわかりませんでした。けれど最近になって、私たちが感じた切迫感が勘定に入っていない表現だから違和感があったのだ、と気づきました。  私たちにとっては、街で古い物件を探していたのも、村に引っ越したのも、「自分たちが伸びやかに考えられる余白」を必死で求めたゆえの行動でした。理解しがたい状態をとりあえず理解するために、既存のラベルを急いで貼っておく、みたいなことをしなくてもすむような、「意味のないもの」「役に立たないもの」があっても「よくわからないけど、おもしろい」と言えるような、そんな余白がほしかった。それは私たちが心身ともに死なずに生きていくために、必要なことだったのだと思います。 -- 青木 真兵、青木 海青子 / 著 夕書房 / 出版社 ▷https://www.sekishobo.com/ -- 書籍をご注文くださった方には、私たちのドリップバッグをひとつプレゼント。 https://sieca.stores.jp/items/6094f06bc9827a1c26d6aaa0 珈琲と本の温かいひと時をお過ごしください。