人類堆肥化計画
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人類堆肥化計画

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生きることの迫真性を求めて、大阪の都市から奈良の里山へ移り住んだ若き農耕民が構想する、生き物たちとの貪欲で不道徳な共生宣言。 一般に禁欲や清貧といった観念に結び付けられている里山を、人間を含む貪欲な多種たちの賑やかな吹き溜まりとして捉え直し、人間と異種たちとの結節点である堆肥を取り上げながら、現代社会において希釈・隠蔽されている「生の悦び」を基底から問い直す。本当に切実な問いと、根底を目指す思考とを、地についた生活に支えられた文章で表した、読む人に鮮烈な印象を与える第一著作。 『もとよりわたしは何者でもなく、何者かであろうとも思わない。当然、守るべき社会的立場など持ち合わせていない。しかし、だからこそ語りうる言葉があると思う。わたしは何の実績もない無名の落後者に違いないが、土の上では誰でも一匹の生き物なのであり、地位や肩書はかえって邪魔なものだ。わたしがつねに求めているのは、お行儀のいい言説ではなく、「ほんとうに切実な問いと、根底を目指す思考と、地についた方法」だけである。』(あとがきより) -- 著者である東さんの生き方に共感し、自分の暮らしに小さな違和感を抱きはじめる人も多いのではないだろうか。 本来の意味で自然に還ること、つまり人を主体として多種をみるのではなく、人も多種であり、ただ自然のなかで生きる生物に過ぎないのだ。そのことを生きる背中で語ってくれるその姿は何ともたくましく、美しく映る。 『異種たちを人-間に引きずり込むのではなく、人-間を多種に向かって分解しなければならない。いいかえれば、人間の言葉に異種たちを押し込めるのではなく、言葉のほうを異種たちとの接触によって拡散していかねばならないだろう。』 この本は何度も読み返したいし、面白いと感じました。自然と生きることを美しく形容することなく、生々しくも地に足を着けて生きるとはこういうことだ、と教えてくれるようです。 -- 著者   東千茅 装画   浅野友理子 装丁   松本久木 発行所  株式会社 創元社 ▷https://www.sogensha.co.jp/ -- 書籍をご注文くださった方には、私たちのドリップバッグをひとつプレゼント。 https://sieca.stores.jp/items/6094f06bc9827a1c26d6aaa0 珈琲と本の温かいひと時をお過ごしください。